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スターキャットの通信で、つながる。
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スターキャットの通信で、つながる。
キャリアに依存することなく企業や自治体が建物や敷地内などで独自に5Gネットワークを構築・活用できる「ローカル5G」。超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続という特徴を持ち、産業や地域の課題解決に大きな役割を果たすと期待されています。
ローカル5Gは新しい無線通信インフラとして、さまざまな地域課題が解決できる可能性を秘めており、注目を集めています。スターキャットは、通信インフラを提供する会社としてローカル5Gの普及を今後さらに加速させるため、2022年6月には総務省東海総合通信局よりローカル 5G(Sub6 帯)の無線局免許を取得。同年7月より「ローカル5G等の先端無線技術を体験できる実証施設」を名古屋市西区の「なごのキャンパス」に構築し、BtoBに向けた実証実験を開始しました。さらに、翌年3月にはローカル5Gのオープンラボとして東海地方で初めて、Sub6とミリ波のNR-DC運用を開始しました。国内でも導入事例の少ないNR-DCを導入することで、従来のSub6帯のみを利用したローカル5Gよりも超高速かつ安定した通信が実現可能となりました。
実証実験では、画像解析や自動運転、遠隔操作といった映像伝送をベースに繰り返す中、ローカル5Gと放送・通信との相性が明確化されてきました。「なごのキャンパス」での実験では、ローカル5Gを使用し、テレビカメラの映像を無線で飛ばすことに成功しました。通常、カメラにはケーブルがあるため、ケーブルによってカメラワークが制限されます。さらには配線には多くの人員と時間が要され、その分のコストがかかります。しかし、ローカル5Gによるカメラの無線化が実現すれば、会場を縦横無尽に動き回ることができ、映像演出の幅が広がります。また、Wi-Fiでは通信エリアが限定される一方、ローカル5Gであれば広い会場から大容量の映像を送り続けることができます。スタジアムなどのライブ映像も、電波の干渉なく広いエリアに対して、低コストで高品質な映像配信が可能となります。これはオンライン配信をはじめとする映像分野のサービスに画期的な変化をもたらすはずです。
ローカル5Gのポテンシャルは非常に高く、製造業や農業といった産業分野をはじめ、インフラや医療など、他分野のユースケースが増えていくと予想されます。「なごのキャンパス」といったオープンな場所で実証実験を行う意味として、地域の課題解決に貢献したいという思いがあります。地元企業や行政など、さまざまな方にローカル5Gを体感いただき、可能性を共創していくこと。そして、デジタル化を支えていくことこそが、私たちの責務だと考えています。ローカル5Gは未だ黎明期。多様な業種、職種の方と実験を重ね、実用化に向けて前進していきます。